福砂屋のカステラ

福砂屋のカステラを食べたことがありますか。
カステラと言えば長崎、長崎カステラと言えば、一般的には文明堂が有名です。
しかし、本当のカステラ好きの間では文明堂よりも福砂屋のカステラの方が評価が高いと言われています。
福砂屋のカステラは、文明堂よりも底部分のザラメが多く残っているのが特徴です。

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福砂屋について

福砂屋ならではの、ちょっとおもしろい行事があります。

それは「卵供養」です。

カステラ作りに欠かすことのできない卵に感謝しつつ、従業員の健康や会社の発展を祈るんだそうで、1年に1回、5月に行うそうです。

今まで聞いたことのある供養で、一番珍しかったのが「針供養」だったのですが、卵供養もちょっと驚きました。

福砂屋のちょっと変わった点、その2。

商標?看板?が蝙蝠(こうもり)なんです。

カステラなのに、なぜ蝙蝠(こうもり)??ちょっと不気味な動物という印象ですよね。

長崎は中国と非常に密な関係でした。

中国では蝙蝠は、幸運の印として尊重されているのが1点。
また、中国では蝙蝠の「蝠」の字は、「avと同じで「フウ」を発音するので、とっても演技がよくておめでたいんだそうです。
長崎の唐寺の崇n宸フすすめもあったと言われています。

なぜ商標を蝙蝠(こうもり)にしたかは分りましたが、甘くてフワフワのカステラと蝙蝠の違和感は消えることはないですね。

福砂屋のカステラ歴史

「長崎カステラ」と呼ばれるものの中で、「THE・元祖」は福砂屋のカステラだと言われています。

福砂屋の創業は、寛永元年・1624年です。
あまりに昔すぎて、年号を聞いてもピンとこないくらいです。
1600年が関が原の戦いなので、江戸時代の前半ですよね。

ちょうど三代将軍・徳川家光が鎖国へとグイグイ引っ張っている時期でしょうか。

創業前年にキリシタン布教禁止、1633年には第一次鎖国令が出ています。
とんでもなく激動の時代に福砂屋のカステラは誕生したんですね。

長崎カステラについて

福砂屋の商品と福砂屋そのものの歴史を確固たるものにしたのが、第12代の清太郎氏だと言われています。

現在でも福砂屋で販売されている、白菊、黄菊、五三焼・・。

すべて卵にこだわって、工夫に工夫を重ねた福砂屋独自の味、風味となっています。

明治時代になり、江戸時代と比べると卵や小麦などの原材料の質が良くなり、そこに長年の業が加わり、福砂屋のカステラの味が完成に近づきました。

ちなみに、白菊とは、卵の白身だけを使用しているもので、黄菊は黄身だけを使用。
五三焼は、卵と砂糖の配分を多くして、小麦粉を減らした福砂屋独自の商品です。

福砂屋のカステラ

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