アウトレットジャパン

アウトレットジャパンは、雑貨店「OUTLET」などを経営していた会社です。
このアウトレットジャパン株式会社(渋谷区東恵比寿西1−34−17、林妙子社長、従業員107名)は、2008年5月1日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、事実上倒産することとなりました。

申請代理人は、由岐和広弁護士(中央区八丁堀1−5−2)、負債額は32億8000万円にものぼっていました。

スポンサードリンク
スポンサードリンク

アウトレットジャパン概要

アウトレットジャパンは、1997年に資本金7000万円で設立された洋品雑貨小売業者です。
アウトレットジャパンは雑貨店「OUTLET」や「Jenny」を展開し、衣料品や小物・食器類などなど家庭雑貨の全般を取り扱っていました。
アウトレットジャパンは、直営ショップ約40店舗、ボランタリーチェーン約57店舗を運営しており、ボランタリーチェーンに対する卸売りはアウトレットジャパンが行っていました。

アウトレットジャパンの雑貨店

株式会社アウトレットジャパンの雑貨店は若者をターゲットとしており、その多くの店を新宿や代官山に出していました。
アウトレットジャパンの雑貨店は、小物や衣料などのユニークで豊富な品揃えと店舗の立地のよさが消費者に高く評価されていました。
インターネット上のクチコミでも、アウトレットジャパンの雑貨店はキャラクターグッズやキッチングッズなどなど豊富な商品がある、扱っているもの全てがセンスがいいなどの意見が多く見られました。

アウトレットジャパンと民事再生法

アウトレットジャパンの売上高のピークは2007年6月期で、この期の売上高は約50億1100万円を計上していました。
しかし、仕入れコストが上昇したり、人件費や家賃などの固定費負担の増加が徐々に経営を圧迫し、最近では店舗のスクラップ&ビルドが進められていました。

こういった状況の中、アウトレットジャパンの大口取引先である株式会社マザーバードが2008年4月28日に東京地裁へ民事再生法を申請したことにより、両社の取引はストップ、アウトレットジャパンは5月6日期日の手形の決済資金を調達することができなくなり、5月1日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請、倒産となりました。

アウトレットジャパンの倒産は、業界では早くからささやかれていたことのようです。
また、頻繁に店内の入れ替えがある様子から、何かあるのではないか…と疑問に思う客もいたようです。
なので、そのような流れから、何か気づいている人からしてみれば、アウトレットジャパンの倒産は、あまり驚きの結果ではなかったのかもしれません。
アウトレットジャパンのホームページは、現在メンテナンス作業中になっています。

アウトレットジャパンの雑貨

スポンサードリンク